あなたは、転職理由が思いつかないという悩みを抱えていませんか?
多くの人は、将来に対する不安から転職を決断します。しかし、転職を決断する不安の原因は人それぞれ違います。
面接で転職理由を聞かれたときは、模範解答ではなく、あなたの転職を決意した理由を伝えることが大切です。
今回は、転職理由が思いつかないときにする15の質問を紹介します。15の質問に答えることで、あなたの転職理由を見つけることができます。
転職理由を明確にすることで、転職先の選択や面接対策にも役立ちます。あなたの転職活動を成功させるためにも、自問自答してみましょう。
転職理由が思いつかないときにする15の質問(○×で回答)
- 毎年の昇給が少ないと感じる
- インセンティブの比率あるいはボーナスの比率が大きいと感じる
- 昇給や賞与などの査定基準があいまいと感じる
- 年間休日が少ないと感じる
- 残業が多い
- 制度はあっても育児休暇などの実績がない
- 今の仕事を続けてキャリアアップできそうか
- 役職者が疲弊している
- 役職者が実力で上がっていないと感じる
- 会社の業績が悪い
- 会社が本業と違う事業に手を出してうまくいっていない
- リーダーシップをとる役職者がいない
- いじわるな先輩社員がいる
- 上司と馬が合わない
- ハラスメントに対して適切な処理をしてくれない
転職理由が思いつかないときにする、15項目の質問を用意しました。
「給与」「労働環境」「キャリア」「会社の業績」「人間関係」の5つのカテゴリで、3つずつ質問をしています。合計15個の質問で、あなたが将来への不安を感じた真の原因を見つけましょう。
給与に対する不安
- 毎年の昇給が少ないと感じる
- インセンティブの比率あるいはボーナスの比率が大きいと感じる
- 昇給や賞与などの査定基準があいまいと感じる
給与面の不安は、あなたのライフステージの変化や同級生の成功の度合いによって影響をされます。
たとえば、結婚するタイミングや子どもが生まれたタイミングなど、お金が必要になったときに今の会社の給与で生活していけるか不安になるものです。
あるいは、仲の良かった同級生の給与が開き始める30代になると、頑張っているけどまわりに比べて給与が低い気がします。
会社規模、業界、職種、給与体系などで、給与の上がり方には違いがあります。今の給与だけで判断するのではなく、先輩や上司などに話を聞いてみるのもひとつです。
単発で成果を上げたからといって、会社は給与や役職を上げないことが多いと考えましょう。あなたが継続して成果を出し続けているかが重要です!
労働環境に対する不安
- 年間休日が少ないと感じる
- 残業が多い
- 制度はあっても育児休暇などの実績がない
企業ではなく個人を相手にするB to Cビジネスの場合、土日祝が休みではなくシフトの勤務体制が多くなります。
休日が少ない業界で代表されるのが、アパレル業界や飲食業界です。みんなが休んでいるときに休みたいと考えるなら、法人を相手にするB to Bビジネスに転職するか、店舗に出ない業務へのキャリアチェンジを狙いましょう。
小規模な会社の場合、制度が整っていない場合や一人が休むだけで仕事がまわらないことがあります。小規模な会社は、大企業や規模の大きな中小企業ほど労働環境が整っていないこともあるので、
結婚や子育てなど、ライフステージが変化するときに将来への不安が大きくなります。あなたが働いている会社が、現状の労働環境で満足しているのか、それとも、今から労働環境を改善していくのかを見極めることが大切です。
あなたの働いている会社や業界に将来性があるなら、制度が見直されていくこともあります。労働環境が整うまで待つことができるなら現職で頑張る道もあります!
キャリアアップに対する不安
- 今の仕事を続けてキャリアアップできそうか
- 役職者が疲弊している
- 役職者が実力で上がっていないと感じる
実際の転職理由は別のところにある場合も、転職理由にキャリアアップをしたいからという応募者が多いのが転職市場です。
私が面接をしていても、どう見ても社内の人間関係や労働環境への不満から転職していると感じる人もキャリアアップを転職理由にしている人が多かったと印象です。
あなたがキャリアアップを昇進(出世)と考えるなら、周囲の先輩たちを見てみることが大切です。
日本の企業の多くは完全成果主義ではなく、年功序列の中に一部成果主義を取り入れている企業が多いので、多くの上司は年上でしょう。でも、もし一人でも若い管理職がいるなら、あなたも頑張ればキャリアアップの可能性があります。
自分なりに頑張っているだけで評価をされるわけではなく、会社はあなたの実績を評価します。営業職の場合は、営業成績だけでなくマネジメントスキルや視点の高さなどを確認した上で、あなたを昇進させるか判断しているのです。
会社の業績に対する不安
- 会社の業績が悪い
- 会社が本業と違う事業に手を出してうまくいっていない
- リーダーシップをとる役職者がいない
働いている会社の業績悪化の場合は、原因によっては転職を決断することになります。
たとえば、世界情勢不安やパンデミックなどの不測の事態による業績悪化の場合は、問題が解消したときに業績が戻るのかを見極めることが大切です。
もうひとつは、会社の体力です。内部留保が多いかが一つの目安になります。あなたの働いている会社を客観的に見ることで、しっかりと見極めましょう。
リーダーシップをとる役職者がいない場合は、次世代のリーダーを抜擢することもあるので、パッとしない役職者しかいないのに会社の業績が安定しているなら、転職をせずに昇進を狙うのがおすすめ!
人間関係に対する不安
- いじわるな先輩社員がいる
- 上司と馬が合わない
- ハラスメントに対して適切な処理をしてくれない
真の転職理由に多いのが人間関係です。
先輩社員や上司と馬が合わないと、毎日仕事に行くのが苦痛になります。ただし、転職に踏み切る前に、現職の人間関係が悪い理由を把握して学んでおくことが大切です。
どこの会社に行っても、自分に合う人に囲まれて仕事ができることはありません。どこの会社にも嫌な人はいますし、仕事なのでかかわることもあります。
ただし、ハラスメントが問題の場合は、会社側の対処方法によっては転職を考えましょう。ハラスメントが発覚して、加害者側に対し会社が正しい対処をするかを確認してください。
うやむやにしているか、ハラスメントの被害者のあなたが不当な扱いを受けるなら、転職を決断するときです。
人間関係が悪化するのは、ちょっとした気遣いが足らないケースが多いです。転職をする場合でも、転職先で人間関係をよくするための準備をしておくことが大切です。
職場に、あなたに合う人ばかりいるのなら要注意。みんながあなたに合わせてくれている状態です。人間関係をよくするためには、双方の努力が必要です。
【まとめ】転職理由が思いつかないなら転職しないこと
転職理由が思いつかないときは、あなたの将来に対する不安をノートに書き出してみましょう。
今回紹介した15の質問は、「給与」「労働環境」「キャリアアップ」「会社の業績」「人間関係」の5つのカテゴリにわけています。転職理由が思いつかないときは、5つのカテゴリの中であなたが不安に感じる原因を特定してください。
転職理由を知ることで、転職先の選択や面接対策にも役立ちます。転職理由がないまま転職すると、同じような悩みを抱え、転職先でもあなたは将来への不安を抱えることになります。
面接では、あなたの本当の転職理由をうまく伝えることが大切です。
転職理由が人間関係の場合、他責にするのではなく、人間関係がうまくいかなかったことから何を学んで、転職先でどう活かすのかを面接官にしっかりと伝えることが大切です!
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