転職を考える営業マンにとって、筆記試験は高いハードルのひとつです。
筆記試験では、職種によってはあまり使わない一般教養の知識が求められます。
今回は、筆記試験に自信のないあなたのために、能力検査と適性検査2つの攻略方法を紹介します。
転職の筆記試験対策（能力検査）
- 時間配分を意識する
- 問題文をしっかりと読む
- 詰まったら次の問題を解く
30歳以上の転職で、筆記試験（能力検査）がある場合は、ポイントを押さえてしっかりと対策しておくことで、面接官にあなたの能力をアピールすることができます。
能力検査は、言語能力や非言語能力など、基礎的な知識や思考力を測る試験です。
能力検査で高得点を取ることで、企業に自分の能力をアピールすることができます。しかし、能力検査は制限時間が短く問題数が多いので、時間切れにならないように注意する必要があります。
満点を取ることがゴールではなく、転職を成功させることがゴールです。完璧よりも完了する意識をもって能力検査に挑みましょう。
時間配分を意識する
能力検査は、問題数の量が多いのに制限時間が短いのが特徴です。
新卒の就職活動のときには解けた問題も、30歳になるころには仕事で使わない知識は忘れていきます。全問正解を目指すのではなく、時間配分を考えながら解ける問題を確実に解くことを意識しましょう。
問題文をしっかりと読む
能力検査は、スラスラと問題を解いているときにはプレッシャーはありません。わからない問題が出てくると焦り始めるのです。
焦っている状態では、きちんと問題文を読めずに、何度も問題文を読み直すことになります。とくに、文章問題は時間を多めに配分することが重要です。
問題文を何度も読み直すことのないよう、焦らず冷静に問題文を1回で理解できることを意識しましょう。
詰まったら次の問題を解く
能力検査は全問正解を狙うのではなく、解ける問題をすべて正解することが大事です。
問題をすすめていくうちに、すぐに答えがわからない問題が出てきます。能力検査は時間との勝負です。わからない問題で悩むよりも、次の問題を解くようにしましょう。
能力検査は、わかる問題だけ一気に解いて、その後、回答が空白になっている問題を解いていく流れを作ることが大事です。
転職の筆記試験対策（適性検査）
- 整合性をとろうとしない
- 直感で答えていく
- 時間をかけすぎない
転職の筆記試験は、多くの会社で実施されています。
能力検査（一般教養）をしない会社でも、適性検査だけはしている会社が多いので、しっかりと対策をしておくことが重要です。
適性検査は、あなたの考え方や性格、職種への適性などを確認します。あなたがどんな人間か、どんな仕事が向いているかをみています。
適性検査は、自分をよく見せようとせず、自分の考えに自信を持って正直に回答することが大事です。履歴書や面接の発言との整合性がとれていれば、信頼感が高まります。
自己分析や自己改善に努力していることが伝われば、面接でのアピールポイントになるはずです。
整合性をとろうとしない
適性検査（性格検査）では、正解を探さないことが大事です。
たとえば、強気でポジティブな性格が正しくて、石橋を叩いて慎重に仕事をするのが間違っているわけではありません。会社が求めている適性とあなたがマッチしているかが重要になります。
適性検査の回答は、整合性をとろうとすると嘘が生まれます。適性検査の場合は、回答の整合性も重要な判断基準になります。嘘をつくのではなく、あなたの考えを正直に回答していくことが大事です。
転職を成功させることがゴールではありません。
転職を成功させたあと、新しい職場で活躍することが大切です。正直に自分の本音で回答することで、転職先とのミスマッチを防ぐことにもつながりますので、正直な自分を表現する練習をしておきましょう。
直感で答えていく
適性検査（性格検査）では、正直に回答することが大事です。
適性検査の質問に即答できないのは、正解を探そうとしているからです。会社はあなたの性格を知りたいのであって、模範解答を求めているわけではありません。
質問内容を読んだら、あなたの正直な気持ちで回答することを意識しましょう。あなたの正直な回答は、回答の整合性で高評価を出すことにつながります。
あなたが採用する側なら、誠実で裏切らない人と、自分をよく見せるために嘘の回答をする人のどちらを採用するか考えてみましょう。
適性検査の結果だけで内定を出すことはありませんが、優秀な候補者が多く採用を迷ったときには、筆記試験の結果も影響すると考えておきましょう。
時間をかけすぎない
適性検査（性格検査）は、すべて回答することで正しい検査結果が出る試験です。
「全問回答すること」が大事なので、目安時間を過ぎてもすべて回答できるまで続けることができます。
だからといって、目安時間を無視してマイペースで回答してもいいわけではありません。適性検査の結果以前に、回答に時間がかかりすぎている場合は仕事ができない印象が強くなります。
転職の場合は、一定期間内に成果を出す意識があるかを見られていると考えておきましょう。
【まとめ】転職の筆記試験対策は時間配分に注意する
今回は、転職の筆記試験の対策について解説しました。
筆記試験には、能力検査（一般教養）と適性検査（性格検査）があります。
能力検査は、言語と非言語（言語や数理など）の問題を制限時間内に解くことが求められています。問題数が多いのに制限時間が短いので、時間配分を意識して解ける問題を確実に解くことが重要になります。
適性検査は、あなたの性格や適性度を確認する検査です。適性検査では、正解を探そうとせずに自分の考えや性格を正直に回答することが求められています。整合性をとろうとすると嘘が生まれてしまうので、直感で答えていくのがおすすめです。
転職の筆記試験のポイントは、完璧よりも完了を意識することです。
転職の筆記試験は、あなたの能力や適性をアピールするチャンスです。面接に自信がないなら、筆記試験の結果でポイントを稼ぐことを意識してみましょう。