【転職】中途採用の履歴書対策!採用担当者が何をみているかのポイント

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転職をするときには、学歴以上に履歴書と職務経歴書は重要です。

履歴書や職務経歴書は、あなたの能力や経験をアピールするチャンスです。

新卒の場合と違って、中途採用は人材不足を補うために行われることが多いです。そのため、書類選考で採用担当者の目に留まることが最初のハードルになります。履歴書を作るときには、「履歴書対策」をしっかりと行いましょう。


えいと

履歴書は、あなたの魅力を伝える大切な書類です。今回は、私が書類選考を行っていた経験から、履歴書のポイントを紹介します!


目次

【転職】中途採用者の履歴書チェック3つの手順

【転職】中途採用者の履歴書チェック3つの手順
  1. 人事担当者の書類チェック
  2. 採用部署の書類チェックと候補者の選出
  3. 書類選考の通過者決定


転職希望者(中途採用)の履歴書を確認する書類選考の流れ。

転職するときには、履歴書と職務経歴書の攻略は重要です。書類選考を通過できなければ、面接であなたのよさをアピールすることもできません。

エージェントを使っても使わなくても、あなたの書類は管理部や人事部に送られます。そこから、あなたが働く予定の部署の責任者にも回されます。

応募者が多ければ、書類選考でかなりの人数が落ちます。面接に進めるのはほんの一部です。

書類選考を通過する人は、管理部や人事部、採用予定部署の責任者によって決められます。(会社によっては採用予定部署が面接をしないこともあります)。その後、1次選考(面接や筆記試験)に進みます。


1.人事担当者の書類チェック

中途採用に応募すると、履歴書と職務経歴書が人事部に送られます。

人事部は電子データで書類を共有して選考を始めます。人材紹介会社からの応募なら、推薦状も一緒に送られます。

応募者が多いと、人事部は基本的な条件で書類をチェックします。〇△×で判断します。空白や不備がある書類は、採用予定部署に回されずに落とされることもあります。

中途採用では、履歴書に不備がないことが重要なポイントです。


えいと

中途採用の履歴書は、空白がないようにしっかりと書くことが大事!


2.採用部署の書類チェックと候補者の選出

人事部の確認が完了すると、採用部署に応募者の書類が送られてきます。送られてきた資料を、採用部署の責任者がチェックします。

応募者には番号が振られていて、人事部が気になる人にはチェックが入っていることもあります。採用部署の責任者は、3段階の書類選考で候補者を絞り込みます。

応募者が多すぎるときは、書類選考が厳しくなります。面接に進めるのは、会って話をしてみたいと思える人だけです。

では、履歴書のどこを見ているのでしょうか?


2-1.流し読み選考

履歴書が届いたら、最初の段階ではできるだけ時間をかけずにポイントだけチェックしてして選考します。

私は、流し読み選考の段階では履歴書だけを確認していました。履歴書をすべて読むわけではなく、名前、写真、学歴、職歴などを流し見して、志望動機、趣味、特技、その他の項目の不備を探すイメージです。

『写真がない』『未記入箇所がある』『誤字・脱字』は無条件で採用を見送るので注意しましょう。応募する前には、書類をしっかりチェックしておくことが大切です。

誤解のないように補足しておくと、顔をみるというよりは写真を見るイメージです。美男美女だから通すというわけではなく、写真が見やすいか、目力があるかなど、写真を通じて内面を探っています。学歴も参考程度に見ていますが、高学歴だから必ず通るわけではありません。

流し読み選考の段階での目安は、採用枠が1人の場合なら20~30人まで絞り込む感じです。1人の採用枠でも、150人以上の応募があることもあり、書類選考は落とすための選考を行っているとも言えます。


2-2.一人ずつ書類を確認

流し読み選考で20人~30人まで候補者を絞ってから、応募書類をプリントアウトします。プリントアウトするのは履歴書、職務経歴書と、人材紹介会社の推薦状(ある場合)です。

番号順に応募書類を確認していき、気になる箇所があれば蛍光マーカーで印をつけていきます。履歴書や職務経歴書で、気になるところに『?』や『くわしく聞く』などのメモ書きをします。この段階では、まだ時間をかけることはなく、1人あたり1分ほどで一通り流し読みをします。

私の場合は、採用枠に対し応募者が多いことが多かったので、時間をかけずに書類選考をしていましたが、会社の規模や担当者によって、履歴書や職務経歴書を熟読する採用担当者もいると考えてしっかりと作りこみましょう。

1人ずつ確認して選考を通過させる第2ステップでは、応募者の約半分から1/3の人数まで絞り込みます。目安として、流し読み選考で20~30人の候補者が残っている場合は、約10人が通過すると考えておきましょう。


2-3.書類選考通過者の決定

募集枠1人に書類選考通過者が約10人。

書類選考通過者が決まれば、一次面接の担当者全員に情報を送付し、人事部で面接の日程を調整します。


えいと

書類選考の段階では、履歴書や職務経歴書の隅々までは読まないことがあります。文章は、わかりやすい言葉で簡潔にまとめることが重要です。


【転職】中途採用の履歴書の作成ポイント

【転職】中途採用の履歴書・職務経歴書の作成ポイント


転職希望者(中途採用)の履歴書の書類選考の流れの一例を紹介しました。

次は、履歴書や職務経歴書など応募書類のポイントを確認していきましょう。


履歴書

中途採用の応募書類で履歴書はもっとも重要な書類です。

応募者が殺到した場合、書類選考にかけられる時間は限られているので、あなたが思うほどじっくり読んでもらえるわけではありません。他の応募者との差別化をどこで図るかがポイントになります。

ただし、奇抜さを求めているわけではないので注意しましょう。


履歴書は手書きかパソコン打ちか

履歴書は指定がなければ、手書きでもパソコン入力でも構いません。

今の時代は、パソコンで作った履歴書が提出されることが多いので、よほど汚い字を書く人でなければ、私の場合は、丁寧に手書きされた履歴書というだけで差別化が図れるのではないかと考えています。


修正液を使わない

書き間違った場合は、書きなおすぐらいのやる気はもっておきましょう。

履歴書に修正液が使われているだけで採用を見送る可能性が高いと考えておきましょう。


手書きでは読みやすい字を書く

丁寧に書かれているだけでも履歴書は目に留まります。

誤字・脱字には注意することも忘れないようにしてください。失礼に感じるレベルの、汚い字や読みにくい字で書かれた履歴書で書類選考を通過するのは難しいと考えておきましょう。


写真の注意点

履歴書の写真は第一印象。

履歴書の写真で採用を見送ることもあるので注意してください。美男美女かどうかではなく、姿勢や表情などからやる気を感じるかを確認しています。表情が暗い・やる気を感じない印象にならないように注意しましょう。

履歴書の写真は、できれば機械で撮るのではなく写真屋さんで撮るのがおすすめです。理由は、写真屋さんは最高の自分を撮影してくれるからです。

もし、機械で写真を撮る場合は姿勢を正して写真を撮ることを意識しましょう。

男性ならネクタイの締め方、女性なら髪の雰囲気で印象は大きく変わります。男女ともに前髪を上げることで明るく見えるので、できるだけ前書きを上げておくのもポイントです。


志望動機は手を抜かないこと

志望動機は、なぜ応募したのか明確にすることが大切です。

A社でもB社でも志望動機になりそうな模範解答にならないように注意しましょう。複数の会社を応募していて履歴書を使いまわししたいと考えたくなる気持ちもわかりますが、中途採用で志望する会社に転職したいなら履歴書1枚にも手を抜かないことが重要です。

強い志望動機があるだけで、採用担当者は会ってみたいと考えます。書類選考を通過したいなら、志望動機には力を入れることが重要です。


職務経歴書

職務経歴書は実績を明確にし、簡潔に書くことが大切です。

新卒採用と違い、中途採用は前職でどのようなことをしていたのかを確認します。第二新卒までは、実績よりも「前職で何を学んだか」「やる気があるか」などを見ます。30代以上の転職の場合は、必ず実績を数値化することを忘れないようにしましょう。

ただし、実績の数値は盛りすぎないよう注意しておくことも大事です。運よく書類選考を通過したとしても、経験豊富な面接官は、書類と面接での発言が矛盾していないかをチェックします。実績を盛りすぎると、面接でボロが出ることになるので気をつけましょう。


【転職】中途採用は履歴書に力を入れること


転職希望者(中途採用)が書類選考を通過するためには、履歴書や職務経歴書に力を入れることが大切です。

大手企業ではなく中小企業に応募する場合も油断は禁物です。新卒採用は有名企業に人気が集中する傾向がありますが、中途採用の場合は有名企業に限らず人気のある会社があります。

会社の立地条件や待遇、福利厚生など、条件によっては、中小企業でも大手企業以上に人気のある企業もあると考えておきましょう。

中途採用は、さまざまな経験を積んだ人たちがライバルになります。

ライバルは同世代とは限らないこともあるので、見栄を張ることよりも、前職から学んだことや入社できたらやってみたいことなどを等身大のあなたを見せることが重要です。


えいと

書類を作成するときのポイントは、面接で聴かれることを想定して作ることです!


転職で落ちるのはミスマッチ

転職活動は、すんなり採用が決まることもあれば難航することもあります。

中途採用の募集は、欠員の補充や組織の変化など様々な目的があります。

新卒採用と違って中途採用は、募集している職種が絞られていることが多く、会社側はどのような人を求めているかを明確にしていることです。

あなたがいくら優秀でも、募集している人物像と違えば採用にならないのです。

採用された場合は、新卒のようにたくさんある配属先から配属が決まるわけではなく、必要とされている部署に配属されることが大半です。

もちろん、第二新卒の場合は、新卒のように大事に育ててくれる会社もあるので、「使い捨ての人材」と自分のことを悲観する必要はありません。

転職が当たり前になったことで、昔よりも転職者がなじみやすい空気の会社が増えているのは転職者にとってはありがたいことです。


転職は隠れた優良企業に巡り合えることがある

大卒の新卒採用の場合、誰もが知っている人気企業に応募が殺到する傾向にあります。大企業・中小企業問わず、大卒の人材獲得は人気勝負になることが多いのです。

転職の場合は、1社目での経験から知名度よりも待遇面や仕事内容で会社を選ぶことが多くなります。エージェントの担当者の意見を聞く人も多いので、隠れた優良企業を見つける可能性も高くなります。


転職では隠れた優良企業に応募が殺到することがある

例えば、給与以外でも、休日や福利厚生が充実している会社の場合、誰もが知る有名企業じゃなくても転職では応募が殺到することがあります。

実際、私が中途採用の対応をしたとき、採用枠1人に対し1日に50通以上の応募があったことがあった。キリがないので、3日で募集を打ち切った経験があります。

一般的に知られている企業じゃなくても応募者が殺到することもあるので、知名度に関係なくしっかりと履歴書などを作りこまないと書類選考を通過するのは難しいと考えておきましょう。


転職活動をする前にあなたの気持ちを整理しておこう!

あなたが転職する理由をもう一度よく思い出してみることが大切です。

あなたが転職を決意した理由はなんでしょうか。あなたが転職先に選ぶとき、知名度が高い企業よりも優良企業であることを優先して転職活動をしましょう。



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